カリフォルニアでフォアグラの提供が禁止へ

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カリフォルニアでフォアグラの提供が禁止へ　【アメリカ】　2012年5月10日

カリフォルニアで2012年7月1日から、フォアグラの提供がレストランで禁止される。

フォアグラ禁止は、ガチョウやアヒルに強制的に食物を詰め込み、その肝臓を肥大化させてそれを食べるという行為が、非人間的だとする主張が通った格好だ。

カリフォルニアのシェフたちは、鳥たちを放し飼いにしたり、えさやりを人手で行うなどの改善策を示してその実施の再考を求めて活動したが、結局決定は覆らないとみられる。

しかし一部関係者らは、仮に法律が実施に移されたとしてもフォアグラ禁止令には反抗するとの姿勢を見せている。彼らには、この国（アメリカ）では禁止令は一度も守られたことがないという裏付けがあるようだ。

ただレストランのオーナーやシェフの多くは、フォアグラをめぐる思想や政治的な活動に強い関心を持っているわけではなく、おいしいものをつくって、これまで通り仕事をしていきたいと思っている人たちだ。

今後フォアグラがカリフォルニアで出せなくなるというのは、美食を味わえる州として知られるカリフォルニアを目指して来る人たちの一部をがっかりさせることになるかもしれない。

【関連ページ】

『フォアグラをめぐってフランス・ドイツがバトル　【フランス・ドイツ】　2011年7月29日』
『カリフォルニア、レストランでのトランス脂肪酸の使用を禁止　【アメリカ】　2009年12月29日』

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